きらら工房/きらら舎

鉱石絵の具を作る

岩絵の具は日本画に用いられる「色の粉」です。天然物、合成物、新岩絵具の3種類があります。
きらら工房ではこの中の「天然岩絵の具」を作ってみます。 岩絵の具と言っても、黄土色はその名のとおり土から作られますし、白色は胡粉といって貝の粉から作られます。
きらら工房では第壱標本室から拝借した鉱石で岩絵の具を作っているのであえて鉱石絵の具と呼ぶことします。

★ ワークショップ
きらら舎第壱標本室セールを2008年5月に予定しています。
現在、取引のある業者さんと打ち合わせ中で、このイベントのワークショップとして簡易キットでの岩絵の具で作るカードなどを予定しています。
詳細は決まり次第アップします。
《本格的な方法で作る》
本格的制作キットで作ります。   >>購入
岩絵の具を作る/きらら舎
ラピスラズリとマラカイトの原石。乳鉢セット。膠粒などが入っています。
岩絵の具を作る/きらら舎
まずはハンマーでできるだけ細かく粉砕します。
ビニール袋に入れてはいますが、欠片が飛ぶことがあるので、ゴーグル(100均の眼鏡などでOK)を着用してください。
また、キットにはビニール袋が4枚入っていますが、これだけでは足りなかったのできらら工房では保存用パック(食品を冷蔵・冷凍する時の厚手のビニール袋)を使いました。
とにかく、できるだけハンマーで細かく粉砕すると後が楽です。
岩絵の具を作る/きらら舎
粉々になったら乳鉢に移します。
丁寧にゆっくり根気よくすりつぶします。
つぶすというより、こすって欠片の角を取っていくという感じです。
岩絵の具を作る/きらら舎
別の容器に移して、乳鉢の2/3くらいの水を入れて軽くかき混ぜます。
その後30秒ほど待つと、上澄み液が透明になってきます。
この透明に見える水を乳鉢へ戻し、数時間置きます。
そして完全に透明になっている上澄みを捨て、そのまま乾燥させます。
岩絵の具を作る/きらら舎 乾燥したらかき集めて、壜に移しできあがりです。
水をふるい代わりにしているわけです。これを水簸(すいひ)といいます。
今回はかき混ぜて30秒ほどした上澄み液から作りました。
これが1分。10分と、放置時間が長くなれば長くなるほどより細かい粒の岩絵の具が取れます。
岩絵の具を作る/きらら舎
水でふるい分けられた岩絵の具は、5番、6番、7番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、白(びゃく)の10段階の濃淡に分けられます。
乳鉢に残ったものは「なんちゃって5番」としました。

《簡単な方法で作る》
簡易制作キットで作ります。
岩絵の具を作る/きらら舎
タイルの上に研磨剤を少量置き、少量の水を加えて鉱石を直にゴリゴリとやります。
粒の大きさの調整(濃さの調整)もできないし、研磨剤が白色なのでその分の色が加わってしまいますが、 鉱石で絵を描くということを手軽に楽しむことができます。
岩絵の具を作る/きらら舎
岩絵の具といっても「石の粉」です。しかも、筆に付かないように粒子は丸くなっていますのでつまり紙にも付きにくいわけです。
そこで膠をつかいます。本格的制作キットには膠が入っていますが、簡易キットはアラビアゴムの糊から作った液体を定着液代わりにしています。